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江の島には猫がたくさんいる。
ので、ホクホクしながら散策するアラサー女。
ただ、江の島はここからが本番だった。
下り階段が半端ねぇ問題。
(写真撮る余裕なかったんで、参考写真↓)
体力のない、引きこもり人間にはツラい階段の連続。
行きは全部下りだけど、つまり帰りはこれを上る…
待て、これは行くべきではないのでは。
引き返すか?帰りぜったいキツイぞ?まじで行くの?
いや、でもせっかく江の島にきたし…
1dayパスで岩屋の入場無料だし…
心の中で自問自答を繰り返しながらも、気が付けば着いちゃった。
一気に開ける視界。
うん。来てよかったわ。
先へ進めば『岩屋』が見えてくる。一本道なので分かりやすい。
ちなみに、右手の階段を下りれば海の近くまで行ける。
満潮・干潮の関係で、消えたり現れたりする陸。
たまに、ザパーンと波が陸に上がったりもして。自然の力強さを感じる。
岩屋の中は、薄暗くて静か。つまり、落ち着く。
本当に静かで、「ぴちょん…ぴちょん…」て水の音しかしなかった。
そんな静かな岩屋に、『与謝野晶子』の歌碑がある。
「沖つ風 吹けばまたゝく 蝋の灯に
志づく散るなり 江の島の洞」
『風が吹けば蝋の灯りが揺れて、洞窟には雫が落ちる…』って岩屋の情景そのものを詠んだものだけど、「滴」じゃなくて「志」になってるのが別の意味が込められてそう。
後から調べたけど、「志」って言葉には“相手を慕う気持ち”や“死者の追善供養”としての使い方もあるらしい。
岩屋の静かな雰囲気は、何というか…今まであった事を思い出させるような力があるように感じたので、与謝野晶子さんも、この場所で誰かに思いをはせていたのかも…なんて。
先へ進むと、蝋燭を渡される。
さらに灯りの少なくなった洞窟を進む。
ここまでくると、かなり天井も低くなって、かがまないと進めない。男の人はツラそうだった。
岩屋は第1・第2に分かれていて、連絡通路は外になってる。
この連絡通路は、天気が良いと富士山も見えるらしく、絶景スポットだとか。
途中で、『亀石』と書かれた看板を見つける。
亀石?
おお!すごい!亀だ!!
海水の力で、石が削れて亀みたいな形になったらしい。すごい。
第2の岩屋へ。
正直に言う。ちょっと怖かった。
だって第1と比べて人が全然居なくて、気が付けば1人だけで洞窟内歩いてたもん。
第2の岩屋には、江ノ島でおなじみ『龍』が祀られている。
お願い事をして手を叩いた後に、光る龍の色で運勢がわかるらしい。なんてハイテk((
カラーバリエーションは多分4色。
あ、ごめんなさい。こういうのあんまり信じてないので「何色あるんだろう?」っていう知的好奇心でした。
岩屋も見学したので、後は引き返すだけ。
引き返すだけ…。
あの地獄の上り階段を。
「ふぅ~…死ぬかと思った。」
階段の途中とちゅうに、うまい具合に休憩できるお店がある。
その内の1つ、元気な女性店主?さんが居たお店に入りました。
美味しそうな海鮮系のメニューもあったけど、昼食べた「生しらす丼」がまだお腹に残ってる。
ので、クリームソーダをオーダー。生き返る。
外の席もあって、景色を見ながら休憩できる。
さっきまであそこに居たのかー。人が小さいなー。
めっちゃ階段上ったもんね。
頑張った自分。
エネルギーを補給して、お店を後に。
お店の人が帰りの近道を教えてくれた。ありがたい。
目印のお店忘れちゃったけど、帰り道の左手に「参道までの近道」って看板も立ってた。
道中、猫に遭遇。いや~江の島は本当に猫がいっぱい。いい所だ。
教えてもらった近道。ゆるい下り坂で歩きやすい。
景色もよい。他に人が居ないから独り占め。
地元のおじちゃんが釣りしてた。
これで私の江の島の観光は終わり。
小さな島だけど、まだまだ行ってない所がたくさんある。
恐るべし、江ノ島。また来たい。
鎌倉・江の島、本当に良いところです。
ぜひともリピートしたい場所でした。
② ゲストハウスは適度に使っていきたい。
③ 早朝に動くと良い。まじで。
④ ホテルでのんびり過ごす時間も悪くない。
⑤ とびっちょのしらす丼は量が多い。
⑥ 頑張った先には良いモノがある。
おまけ情報。
岩屋からの帰り道は、船も出てる。
私が行った日は休業日だったけど、営業日だったら船を利用した方が楽だと思うのでおすすめ。